ABOUT

「着て、作って、楽しんで。」

あったらいいなと、着る人が自分のアイディアを実現でき、
ファッションを身近に感じてより楽しめる世の中へ。
もったいないなと、少しの劣化や流行から外れたスタイルになり
捨てられていく洋服たちが少しでも減る世の中へ。

ボタンの付け外しのように突起を穴の中に入れるだけの
無縫製の作りでパーツ同士が組合わさります。
簡単な作りですが、服の形に組み立てて着ることができるほどの強度があります。

無縫製なので分解・組立てが簡単に出来ます。
違う形のものが欲しくなったときにのリメイクも組み替えるだけで可能で、
パーツが劣化した時も劣化した部分だけ交換することで
他の部分はそのままで長く使い続けることが出来ます。

これは日本木造建築の「継ぎ手」や「仕口」の考えをファッションに取り込んだ、
一つのものを長く楽しめ、物を大事に出来るエシカルファッションの新しい形です。

(仕組みは特許取得済みです)


組み合わせ方のポイントはこちらの記事をご参照ください。
「ブロックの組み合わせ方のコツ」(note)
https://note.com/makotoiwaki/n/ne9a46b405e65

シートタイプのブロックは突起と穴が付いています。
突起を穴に挿入することでパーツ同士が組み合わさります。
挿入する際は無理やり押し込むのではなく、ボタンを留めるときと同じ要領で穴の形に挿入する物の形を合わせます。
突起は抜けないように穴よりも大きいのでこのままでは入りません。
穴の形に合うように突起の両端をつまんで、そのまま挿入し、通りきったら手を離せば元の穴から抜けない形状に戻ります。

ヒモタイプのブロックは大きくなった先端に穴が付いています。
大きな先端部分が突起の役割になって、穴に挿入することで組み合わさります。
片側のブロックを挿入するだけでもしっかり組み合わさりますが、お互いのブロックを挿入しあうことで外れなくなります。


Career
  • 2011年 杉野服飾大学卒業
    卒業後、異業種で働いた後、個人で衣装製作や映画衣装管理、映画・部隊特殊美術製作アシスタントを行う。
  • 2012年 ナゴヤファッションコンテスト入選
  • 2013年 TOKYO DESIGNERS WEEK ASIA AWARDS ヤングクリエイター展 ファイナリスト入選・展示
  • 2014年 熊本県民百貨店賞 受賞
  • 2014年 熊本県民百貨店でポップアップ販売
  • 2014年 石州和紙デザインコンペ 入選・優秀作品展 展示
  • 2015年 ブロックシリーズ特許取得
  • 2015年 アパレルブランドにてパタンナー・生産管理として兼業開始
  • 2017年 雪の科学博物館 雪のデザイン賞 入選・展示
  • 2020年 MAKOTO IWAKI(マコトイワキ)開始
  • 2021年 金属アレルギーアクセサリーコンテスト作品部門準グランプリ・クラウドファンディング賞受賞
  • 2022年 Luxembourg Art Prize2022 ピナコテーク美術館より芸術功労証書を授与

Creater Profile

氏名:岩木 誠(いわき まこと)

拠点:日本・熊本県

幼いころよりファッションに興味があり、高校生のころよりメディアの扇動によって次々に消費されていき環境に大きな負荷を与え、消費する人々はそういうものだと嫌々ながらも従い、自分が何を着たいかもわからない人が多いファッションのあり方に疑問を持っていました。
そこで、自分自身の考えに向き合い、物に思い入れを持って大事に使うようになってもらえるように、考えるきっかけ作りになるよう長さを変えれたり変形する服を学生時代に作っていく過程で現在のブロック状に組み合わせていく服・アクセサリーにたどり着きました。
特に近年問題になっている衣類の生産消費の問題に関して、SDGsに配慮した物作りをすることは確かに大事かと思いますが、生産者・消費者それぞれが1つの物に向き合って大事に扱うことが出来る販売・消費の仕方に取り組まなければ今までと変わらないと考えています。

ファッション以外にデザイン全般とアートに興味があり、アートは特に江戸後期~明治・大正の日本美術を好んでいます。
熊本の田舎で育ったこともあり自然を好み、自然に美の根源があると思っているためモンドリアンの新造形主義ではないですが自然のモチーフをデフォルメした物作りをすることが多いです。
1つの形のパーツを繋げ合わせる物作りである特性上、群れることで美しくなるものやフラクタル的な連続性のあるものに制作のヒントを得ることがあります。

ブロックアクセサリーはデザインに着ける人の想いを埋められる隙間を持たせています。
その隙間を着用者様自身の工夫で埋めて着用者様だけのアクセサリーにしていただければと思っています。
ですが、その隙間を無理に埋める必要もなく、そこから覗ける景色も着用者様だけにしか出せない景色となっているのでそれを楽しんでいただきたいです。

好奇心旺盛に様々なアイディアを思い浮かべる方もいれば、どうしたらいいか戸惑われる方もいらっしゃると思います。
戸惑われる方には、まずは組み合わせなど難しいことは考えずにただの変わった布製のアクセサリーとして使用してみられることをおすすめします。
そうして使用していくうちに「このコーディネートに合うはずなのに何か違う……。色?ボリューム?サイズ感?」と考えられるタイミングがいつか訪れると思います。「とりあえず1パーツ外してみよう。」「組み合わせ方を変えてみよう。」と「工夫でどうにかなるかもしれない」という想いを抱き始めると思います。
そのときにはじめてアレンジを試してみると考えやすく、自分にとっての正解の形も見つけられてきっかけをつかめると思います。

「仕組みが面白いから何か作りたいけど何も思いつかない」と悩まれる方がいれば、まず適当に1か所組み合わせてみることをおすすめします。
自転車に乗るためにイメージトレーニングするよりとりあえず漕ぎ出してみた方が早いように、1か所組み合わせてみると形が変わりそれが良いと思えば次の1か所をまた組み合わせて、良いと思わなかったら分解してまた違う組み合わせ方をしてみる、それを繰り返していくと意外と簡単に1つのアクセサリーが完成します。

色を紡ぐ、形を紡ぐ、想いを紡ぐ。あなたの好きなものを紡いでファッションを着て、作って、楽しんでください。